旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

タイ、バンコク

あなたが旅行に行った年月

2022年11月

あなたが旅行に行った回数

4回目

あなたの年齢、性別、職業

33歳、女性、SE

一緒に旅行に行った人の人数

友人と2人

トラブル体験をした場所

バンコク市内・カオサン通り近くの両替所

トラブル内容

大学時代から海外旅行が好きで、社会人になってからも時間を見つけては年に1回ほど海外へ出かけていました。 今回のタイ旅行は3回目で、前回まではヨーロッパ方面が多かったのですが、物価も安く食事も美味しいと評判のバンコクに行ってみることにしました。 友人と2人で計画を立て、屋台巡りや寺院観光などを楽しむつもりでした。

出発前に外貨両替をどこでするか話していたのですが、「空港より市内のほうがレートがいい」というネット情報を信じて、現地についてから両替することに。
スワンナプーム空港に到着した時点では必要最低限の3,000円分だけを両替し、ホテルにチェックインしてから街中の両替所を探しました。

その日の夕方、観光客でにぎわうカオサン通りを歩いていると、ネオンの看板に「NO COMMISSION(手数料なし)」と書かれた両替所を発見。
中には冷房が効いていて、カウンターの奥に笑顔のスタッフがいました。
掲示板に書かれていたレートは他の店より少しだけ良かったので、「ここで全部両替しちゃおう」と思い、持っていた日本円5万円を差し出しました。

スタッフはにこやかに対応してくれ、計算機を使って「あなたは○○バーツもらえる」と数字を見せてきました。
計算上は合っていたのでそのままサインをして受け取ったのですが、渡された紙幣をホテルに戻って数えたところ、なぜか2,000バーツほど足りませんでした。

最初は自分の勘違いかと思いましたが、友人と一緒に計算し直してもやはり合いません。
レシートを見てもレートは問題なく、どう考えても渡された金額が少ない。
すぐに両替所へ戻ろうとしましたが、すでに閉店時刻を過ぎていてシャッターが下りていました。

翌日、朝一番に再び訪ねると、昨日とは別のスタッフが対応。
「昨日の担当者は今日は休み」とのこと。
英語で事情を説明しても、「レシートにサインがあるから、取引は完了」と取り合ってくれません。
監視カメラを見せてほしいとお願いしても「見せられない」との一点張り。
結局、返金どころか謝罪もなく終わってしまいました。

どうやら計算機の表示では正しい金額を見せながら、実際に渡す札の枚数を少なくするという典型的な手口だったようです。
日本円で換算すると約8,000円ほどの損失。
旅行初日にいきなりやられて、気持ちはかなり沈みました。
幸い、友人がクレジットカードを持っていたので、その後の滞在には困りませんでしたが、現金の管理の大切さを痛感しました。

その後、ネットで検索してみると、同じエリアの両替所で似たような「札抜きトラブル」が多数報告されていました。
中には、受け取った直後にその場で数えて抗議したら返金されたという人もいたようです。
やはりその場で確認することが何より重要だったと思います。

今回の外貨両替トラブルを通して、「レートの良さだけで判断してはいけない」「NO COMMISSIONという文字を鵜呑みにしない」「両替後は必ずその場で数える」——この3つを身をもって学びました。
旅慣れてきた頃ほど油断しがちですが、4回目の海外旅行で痛い経験をしたことで、次からはより慎重に行動するようになりました。
今では、空港の公式両替所か、もしくは事前に日本国内で両替してから出発するようにしています。
「安さより信頼性」——これが一番大切だと実感した出来事でした。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

空港や大手銀行など、信頼性の高い両替所を利用するべきだったと思います。
多少レートが悪くても、その場で安心して取引できる場所を選ぶことが大切でした。
さらに、両替を終えたら必ずその場で金額を確認する習慣をつけるべきでした。