海外旅行で不透明な手数料に泣いた外貨両替トラブル体験談
旅行情報
あなたの旅行先の国名・都市名
中国、北京
あなたが旅行に行った年月
2025年5月
あなたが旅行に行った回数
5回目
あなたの年齢、性別、職業
35歳、女、自営業
一緒に旅行に行った人の人数
友人2名
トラブル体験をした場所
北京の繁華街、王府井(ワンフーチン)近くの民間両替所
トラブル内容
北京旅行の二日目、私たちは有名な観光地である王府井(ワンフーチン)を散策していましたが、前日に空港で両替した分が心許なくなってきたため、現金を追加で用意することになりました。
大手銀行やホテルの両替所は少し離れていたため、王府井の賑やかな通りに面していた「EXCHANGE」と書かれた看板を見つけ、そこで両替をすることにしました。
外貨両替の専門店のようだったので、特に疑うことなく入店。
窓口の若い男性店員は、私たちの日本円を見て、今日のレートを示した小さなボードを指差しました。
一見すると、空港よりも少しだけ良いレートのように見えたため、友人と顔を見合わせ「ここで両替しようか」と合意。
私は日本円で5万円分、友人は3万円分をそれぞれ中国元に両替をお願いしました。
店員は日本円を受け取ると、奥のカウンターで何やら作業を始めました。
しばらくして、彼は私たちに中国元とレシートを差し出してきたので、私はすぐに受け取った元札を数え、友人も同様に数え始めました。
しかし、私が計算していた金額と、実際に手元にある金額に大きな隔たりがあることに気づきました。
友人も同様に首を傾げています。
「あの、すみません。計算が合わないのですが?」私が店員に尋ねると、彼は少し面倒くさそうに「手数料が引かれている」と答えました。
しかし、ボードには手数料に関する記載は一切なく、口頭での説明もありませんでした。
「手数料はいくらですか?ボードには書いてありませんでしたが?」と私が問い詰めると、彼は電卓を取り出し複雑な計算式を早口で説明し始めました。
その説明は、まるで専門用語を羅列しているかのようで、私たちには全く理解できません。
友人が「これはおかしい。空港の両替所でもこんなに高い手数料は取られなかった」と主張しましたが、店員は「ここは銀行とは違う。民間の両替所だから手数料はかかるものだ。」と一点張りです。
そして、渡されたレシートを見てみると、そこには「手数料20%」という信じられない数字が印字されていました。
私たちが日本円を渡してからレシートを受け取るまで、そのような説明は一切ありませんでした。
「20%は高すぎます!」私が抗議すると、店員は態度を硬化させ、「一度両替したお金は戻せない。文句があるなら警察にでも行けばいい」と冷たく言い放ちました。
彼の高圧的な態度に、私たちは不安を感じ始めました。
異国の地で警察沙汰にするのは避けたいという思いが強かったです。
周りには地元の人らしき客もいましたが、私たちを助けてくれるような雰囲気ではありませんでした。
結局、私たちは高額な手数料を不当に徴収されるという外貨両替トラブルに巻き込まれたまま、その場を去るしかありませんでした。
結果として、予定していた観光や食事に使える予算が大幅に減ってしまい、旅行全体の満足度も下がってしまいました。
この時の経験は、今でも海外旅行のたびに思い出し、両替の際には細心の注意を払うきっかけとなっています。
あの時、もっと強く交渉していれば、あるいは両替をキャンセルしていれば、と後悔の念が残っています。
異国の地でのトラブルは精神的な負担も大きく、旅行の楽しさを半減させてしまうことを痛感しました。
トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動
まず、両替をする前に徹底的な情報収集をすべきでした。
渡航先の主要な銀行や信頼できる両替所のレート、手数料に関する情報を事前にインターネットやガイドブックで確認しておくことが重要です。
特に、町中の両替所は便利に見えても、手数料が高額だったり、不透明な請求をされたりするケースが少なくありません。
利用する両替所の評判を検索し、信頼性が高いかどうかを確かめるべきでした。
