旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

フランス・パリ

あなたが旅行に行った年月

2019年11月

あなたが旅行に行った回数

5回

あなたの年齢、性別、職業

32歳・女性・アルバイト

一緒に旅行に行った人の人数

2人(友人1人と)

トラブル体験をした場所

パリ市内のホテル近く

トラブル内容

私が体験した外貨両替のトラブルは、旅行最終日前日の夜、フランス・パリで起きました。
旅行中は観光や食事に夢中で、現金の残高をあまり意識していませんでした。
しかし、最後の夜、友人とカフェでゆっくりと過ごした後、ホテルへ戻ろうとタクシーに乗った瞬間、手元のユーロ紙幣がほとんど残っていないことに気づきました。
焦りながらも、クレジットカードで支払えば問題ないと思ったのですが、乗ったタクシーは現金払いしか受け付けないことを知り、途方に暮れてしまいました。

その瞬間、頭の中で「どうしよう…」という思いが何度も繰り返されました。
夜の22時を過ぎており、近くの両替所はどこも閉まっています。
昼間に観光に夢中で現金を確認しておかなかった自分を強く責めながら、ホテルのフロントでも両替は扱っていないことを知り、さらに不安が募りました。
仕方なくタクシーを一度降りて、夜の街を慌てて歩き回りましたが、深夜営業の両替所は一向に見つかりません。
街灯に照らされた石畳を急ぎ足で歩きながら、心臓がドキドキし、足が震えるような感覚に襲われました。

困り果てて小さなコンビニに駆け込み、片言の英語で事情を説明しました。
すると店員さんが、「両替所は明日の朝まで開かない」と冷静に告げました。
その瞬間、全身の血の気が引き、頭が真っ白になりました。
友人も同じく不安そうに私を見つめ、言葉も出ません。
やむなく近くのATMを利用して現地通貨を引き出すしか方法はなく、手数料が高額になることを承知でキャッシングを行いました。
旅行後に明細を確認すると、日本円で数千円分もの余計な費用がかかっており、安易に現金管理を怠った自分を強く後悔しました。

このトラブルを通して痛感したのは、外貨両替は「必要になってから動く」のでは遅すぎるということです。
特にヨーロッパでは、両替所の営業時間が日本よりも短く、夜遅くまで観光する旅行者は現金を準備しておかないと大きなトラブルに巻き込まれます。
私のように、旅行の最後の夜に焦る状況になることは避けるべきです。
夜間に利用できるATMや両替所の場所を事前に調べておく、必要な現金を余裕を持って準備する、クレジットカードが使えない場合の支払い手段を確保しておく、これらの対策がどれだけ重要かを身をもって学びました。

旅行自体は素晴らしい思い出ばかりでしたが、この外貨両替トラブルによって、最後の夜は焦りと不安で心から楽しめず、友人にも迷惑をかけてしまいました。
帰国後も、この出来事が思い出され、旅行の楽しさよりも反省の気持ちが先に立つほどでした。
今後は必ず、旅行前に「外貨両替のタイミング」「現金の予備」「ATM利用の確認」を計画に組み込み、安心して旅行を楽しめるようにしたいと思います。
海外旅行では、少しの油断でも大きなトラブルにつながることを、今回の体験で痛感しました。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

この経験から学んだ教訓は、まず「現地通貨を常にある程度確保しておく」ことです。
ヨーロッパの多くの両替所は営業時間が限られているため、日本の感覚で深夜に両替できると思うのは危険です。
昼間に時間を見つけて余裕を持って両替しておけば、夜の急な出費にも対応できます。
また、クレジットカードが使えない場面もまだ多いので、必ず「現金専用」で必要になる金額をあらかじめ見積もっておくことが重要です。
さらに、現地のATM利用は最終手段として考え、手数料や限度額についても事前に調べておくべきでした。
旅行者にとって安心して旅を楽しむためには、外貨両替を軽視せず、計画的に管理することが不可欠だと思います。