ロンドンで外貨両替に失敗した苦い体験
旅行情報
あなたの旅行先の国名・都市名
イギリス・ロンドン
あなたが旅行に行った年月
2019年9月にイギリスを観光で訪れました。
ちょうど秋のはじまりで気候も涼しく、街歩きに適した時期でした。
あなたが旅行に行った回数
今回を含めて4回目です。
アジア圏が多く、ヨーロッパは初めてでした。
あなたの年齢、性別、職業
当時は30歳、男性、会社員として勤務していました。
一緒に旅行に行った人の人数
友人1人と2人旅でした。
トラブル体験をした場所
ロンドン中心部にある観光地近くの両替所です。
トラブル内容
初めてのヨーロッパ旅行で、空港到着時に最低限のポンドは外貨両替していましたが、ロンドン市内を観光している途中で現金が不足してしまい、やむを得ず観光地近くの両替所を利用することになりました。
本来なら事前に調べておくべきでしたが、その日は移動が多く、私も友人も歩き疲れていたこともあり、とにかく早く現金を手に入れたいという気持ちが優先してしまったのです。
ガイドブックには「街中の両替所は手数料が高く、レートも悪いので注意」と大きく書かれていたにもかかわらず、その場の勢いで深く考えずに店へ入ってしまいました。
店内は小さく、一見すると怪しさはなく、「NO COMMISSION(手数料なし)」という看板が大きく掲げられていたため、私はその言葉に安心してしまいました。
スタッフは笑顔でしたが、やや慌ただしく接客しており、こちらに十分な確認をさせないような雰囲気がありました。
いざレート表を見せられると、空港や銀行での両替と比べて明らかに不利な設定でしたが、その場では「急いでいるから仕方ない」と自分を納得させてしまったのです。
さらに窓口で思わぬ条件を告げられました。
「最低両替額が決まっている」という説明です。
私は予定より少額だけ両替するつもりでしたが、「この額以下では両替できない、規則だから」と強めの口調で言われ、結局多額の現金を出さざるを得ませんでした。
しかもスタッフは非常に早口で、説明が曖昧なため細かい条件を確認する余裕もなく、その場の空気に押されてしまったのです。
両替が終わり、紙幣を確認すると額面自体は確かに正しかったのですが、冷静に計算すると日本円に換算してかなり損をしていることがわかりました。
「手数料なし」という表示を信じてしまったものの、実際は極端に不利なレート設定によって、実質的に大きな手数料を払ったのと同じ結果になっていました。
その瞬間に後悔の気持ちが押し寄せ、旅行の楽しさが少し色あせたのを今でも覚えています。
友人も同じように両替していたため、二人で「もっと時間をかけて調べるべきだった」と反省しました。
ホテルへ戻ってからインターネットで調べてみると、現地の銀行や大手の外貨両替所でははるかに良い条件で両替ができることが分かり、さらに悔しい思いが募りました。
短時間の判断ミスで数千円単位の損をしたことはもちろんですが、何よりもスタッフの強気な態度や、観光客を狙った不親切な仕組みに巻き込まれたことが不快で、これがヨーロッパ旅行での大きなトラブルのひとつとして心に残っています。
この経験から学んだのは、観光地に近いほど両替所の条件は不利になるということ、そして「手数料なし」という言葉を鵜呑みにしてはいけないということです。
旅先では現金が必要になる場面も多いですが、焦って判断することで大きな損をする可能性があると痛感しました。
次回からは現金を計画的に準備し、外貨両替を行う際には複数の選択肢を比較検討することを徹底したいと思っています。
トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動
事前に複数の両替所のレートを調べ、銀行や空港内の公式カウンターを利用すべきでした。
また、キャッシュレス決済をもっと活用すれば、現金を大量に両替する必要もなかったと反省しています。
