北京の闇?王府井の格安両替所で手数料トラブル
旅行情報
あなたの旅行先の国名・都市名
中国、北京
あなたが旅行に行った年月
2019年9月
あなたが旅行に行った回数
6回目
あなたの年齢、性別、職業
28歳、男、Webデザイナー
一緒に旅行に行った人の人数
友人1人(計2人)
トラブル体験をした場所
北京市内の繁華街、王府井(ワンフーチン)エリアの小さな両替所
トラブル内容
トラブルが起こったのは、北京旅行3日目のことでした。
食事も美味しく、友人との旅行は順調そのもので、
故宮博物院や天安門広場といった主要な観光地を巡り、北京の壮大な歴史と文化に圧倒されていました。
しかし、予想以上に現金を使う場面が多く、手持ちの人民元が心もとなくなってきました。
日本出国時に空港で最低限の両替はしていましたが、「街中の両替所の方がレートが良い」という情報をネットで見ていた私たちは、少しでもお得に両替しようと、観光ついでに繁華街である王府井で両替所を探すことにしました。
しばらく歩いていると、銀行のような大きな店舗ではなく、ビルの片隅にある小さな窓口だけの両替所を見つけました。
店の前には手書きで「Good Rate!!」と書かれた看板があり、提示されているレートは確かに空港や他の銀行よりも明らかに良いもの。
少し怪しい雰囲気は感じましたが、「これが現地流なのかも」「せっかくだから挑戦してみよう」という若さゆえの好奇心と慢心が勝ってしまいました。
これが大きな間違いの始まりだったんです。
窓口には無愛想な中年の男性が一人座っているだけ。
私が「3万円を両替したい」と英語で伝えると、彼は頷き、電卓で人民元の金額を叩いて見せてきました。
表示された金額は、やはり私たちが事前に計算していた額よりも多く、友人と顔を見合わせて喜びました。
安心して3万円を差し出すと、男性は無言で受け取り、奥へと消えていきました。
数分後、彼は人民元の分厚い束を持って戻ってきました。
そして、私たちの目の前で、目にも留まらぬ速さでお札を数え始めました。
あまりの速さに、本当に額が合っているのかどうか目で追うこともできません。
一通り数え終わると、彼はゴムで束ねたお札をカウンターに置き、再び電卓を叩き始めました。
その後に見せられた画面には、先ほどとは違う、少し少ない金額が表示されていました。
「これは何?」と尋ねると、彼は面倒くさそうに「Commission(手数料だ)」とだけ答えました。
手数料がかかるなんてどこにも書いていなかったし、事前の説明も一切ありません。
抗議しようとしましたが、彼は中国語で早口に何かをまくしたてるだけで、全く取り合ってくれませんでした。
その手数料を差し引いた後のレートは、結局、空港で両替するのと大差ない、むしろ少し悪いくらいのレートになってしまったんです。
この時点で「この・・・外貨両替が・・・トラブルに発展!!」していることを悟りました。
納得がいかないまま、せめて受け取った現金の額だけでもその場で確認しようとお札の束を手に取ると、彼は「早く行け」と言わんばかりに手で追い払う仕草をします。後ろに並んでいる人もいないのに。
焦らされるようにその場を離れ、近くのカフェで落ち着いて数え直してみると、さらに衝撃の事実が発覚しました。
手数料を引かれたはずの金額よりも、さらに数百元少ないのです。
おそらく、あの高速カウンティングの際に、何枚か抜き取られていたのでしょう。
完全にやられました。
怒りと悔しさで、すぐに両替所に戻りましたが、あの男性は「取引は終わった。金額は確認しただろう」の一点張り。
言葉の壁もあり、これ以上どうすることもできませんでした。
楽しいはずの旅行が、一瞬にして後味の悪いものに変わってしまいました。
この一件は、海外での気の緩みを痛感させられる、高い勉強代となりました。
トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動
多少レートが悪くても、空港や市内の大手銀行、信頼できるホテルのフロントなど、公的で信頼性の高い場所で両替するべきでした。
また、両替する際は、手数料の有無を事前に明確に確認し、現金を受け取ったら必ずその場で、相手の目の前で一枚ずつゆっくりと金額を確認することが重要だったと痛感しています。
                      
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
            


 
 
          





































