旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

アメリカ、アリゾナ州セドナ

あなたが旅行に行った年月

2021年9月

あなたが旅行に行った回数

12回ぐらい

あなたの年齢、性別、職業

34歳、女性、会社員

一緒に旅行に行った人の人数

1人

トラブル体験をした場所

セドナ市内の観光地近くにある個人経営の両替所

トラブル内容

アメリカ・アリゾナ州のセドナを訪れたときのことです。自然の絶景とスピリチュアルな街並みに魅了され、日常を忘れて過ごす贅沢な旅だったのですが、思わぬ形で外貨両替のトラブルに巻き込まれてしまいました。

旅の3日目、現金が心もとないことに気付きました。
普段はクレジットカードを使う派ですが、セドナにはキャッシュオンリーの小さなショップや個人経営のギャラリーが多く、現金が必要な場面が思った以上に多かったのです。
宿泊していたモーテルのオーナーも「街の両替所ならすぐ済むよ」と教えてくれたため、中心部にある両替所に立ち寄ることにしました。

その両替所は土産物店の奥に併設された形で、観光客向けに営業しているような印象でした。
店頭には「Currency Exchange」「No Fee(手数料なし)」と書かれており、まさかトラブルに発展するとは思いもせず、日本円を100ドル分ほど両替しようとしました。

窓口にいた若い男性スタッフに日本円を渡すと、「今のレートは1ドル=150円くらいだから、6,000円くらいでいいかな」と言われました。
そのレートがかなり悪いことは薄々感じましたが、土地勘もなく他の両替所を探すのも面倒で、そのまま了承してしまったのです。

ところが、渡された現金はなんと30ドル分の紙幣と、あとは大量の1ドル硬貨。明らかに100ドル相当には届いていません。
レートが悪いというより、そもそも換算が合っていないと感じ、「ちょっとおかしくないですか?」と問い詰めると、「円は不安定だから。さっき言った通りだよ」と強引に話を終わらせようとしました。

その場でスマホを取り出し、リアルタイムの為替レートを調べて説明しようとしたのですが、「今は混んでるから」と店の奥に引っ込まれてしまいました。
他のスタッフもおらず、他の観光客が商品を見ている中で、私一人が置き去りにされたような空気に。

その後、何度も声をかけましたが、相手にされず、レシートや明細の発行も拒否され、泣き寝入りするしかありませんでした。
手数料なしと書かれていたものの、実際にはレートで大幅に差し引かれており、実質25~30%以上の手数料を取られた計算になります。

せっかくの旅先で穏やかに過ごしたい気持ちが先行してしまい、その場の空気に流されてしまったのが最大の失敗です。
結果的に、信用できない場所で外貨両替をしてしまったことが悔やまれます。
旅先では「観光地だから大丈夫」という油断が、思わぬトラブルを引き起こすという教訓になりました。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

このトラブルを防ぐためには、まず信頼できる両替所を選ぶべきでした。空港や銀行など、公的な場所で両替すれば安心です。
また、両替前に必ずレートと手数料を確認し、レシートの発行を求めることも大切です。
さらに、日本国内であらかじめある程度の米ドルを用意しておけば、現地で焦って不利な両替をする必要もなくなります。
観光地でも油断せず、慎重に判断するべきでした。