旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

フィリピン、マニラ

あなたが旅行に行った年月

2005年5月

あなたが旅行に行った回数

5回目

あなたの年齢、性別、職業

30歳、女、事務

一緒に旅行に行った人の人数

単独

トラブル体験をした場所

マニラ市内の両替所

トラブル内容

ダイビングショップで働く日本人友達に会いに、フィリピンのマニラにいった時の事です。フィリピンからボラカイ島という島へ行く予定で、フィリピンに住む友人とはマニラのホテルで会う約束をしていました。

友人がマニラに到着する1日前にマニラ市内へ着いた私は、空港より市内で両替した方がレートが良いだろうと考え、ホテルやその周辺を探すことに決めていました。海外ではよくあることで、ホテルで両替をしてくれたり、街中でも両替所は結構あるものです。

一人で街中へ出かけ、鉄格子がされた両替所を見つけそこでとりあえず、1日に使いそうな分だけ外貨両替しました。両替は問題なく両替できました。そして次の日、また両替しようと、昨日と同じ両替場所へ出かけたら、その近くで両替をしますという看板を持っている人を見つけました。しかも、昨日両替をした場所のレートよりも良いレートを提示していたのです。

私は無謀にも何の疑問も抱かず、その看板を持った人が案内する食堂へ入って行きました。するとそこには一人だけ痩せた30歳位の男性がテーブルに座っていました。私が両替をお願いすると、不愛想にフィリピンの通貨であるペソを持ってきてくれました。日本円を渡すと、外貨であるペソを渡し、数えろと指示してきました。言われる通りペソを数えました。ペソを数えるとまた円を数えろと指示してきました。仕方がないので、言われる通りにペソをテーブルに置いたまま円を数えました。そして交換したペソを持ち、食堂を出ました。そして、そのままショッピングセーターに買い物に出かけ、ホテルに戻りました。

夜になり、ベッドの上で買い物したものと、使った金額を計算したら、なぜか残金が少ない事に気づきました。不思議に思い、何度か数えましたが、何度数えても残金が思っている以上に少ないのです。理由をあれこれと考え、両替所が怪しいと気づいた私は次の日にもう一度レートの良い食堂の両替所に行き、前の日と同じように両替を頼みました。

注意深く両替の方法を見ていると、金額を数える際にこちらが常に指示されていることに気づきました。そして、対面して座っている両替人が布巾を手に持っていました。疑問を抱き、相手が油断している隙に布巾を取り上げると、そこには私のお金を隠し持っていました。そう、相手は私に両替したお金らを数えさせている間に、渡すお金をスリして布巾に隠していたのです。食堂なので、布巾を持っている事に一度目は違和感を持っていませんでした。

真相を突き止めた私はそのまま食堂を飛び出し、ホテルのガードマンに話しました。すると、ホテルの方なのか、誰だかわからないおじいさんがやってきて、一緒に食堂までついていき、話を付けてくれると言いました。そしてその話の通りに食堂へ行き、私のお金を取り返してきてくれました。突然の救世主が現れ、無事にお金も戻りましたが、後でよくよく考えると大変なトラブルに出会ってしまっていたと思いました。

マニラは貧富の差が激しく、街にはスラム街のような路地があり、ホテルやショッピングセンターの入り口にはライフル銃を持ったガードマンが立っています。治安の悪いことの表れでしょう。そんなマニラで両替トラブルになったら、下手すると命がなかったかもしれません。必死すぎて、自分の事が見えなくなっていましたが、無事であったことはただただ、幸運であっただけです。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

信頼性の高い空港の両替所で両替するべきだった