1人旅で遭遇したインド・ニューデリーでの両替トラブル
旅行情報
あなたの旅行先の国名・都市名
インド、ニューデリー
あなたが旅行に行った年月
2016年12月
あなたが旅行に行った回数
3回目
あなたの年齢、性別、職業
27歳、男、会社
一緒に旅行に行った人の人数
単独
トラブル体験をした場所
ニューデリー市内の両替所(駅近く)
トラブル内容
インドでの一人旅中に、外貨両替で思いもよらぬトラブルに見舞われました。
ニューデリー到着初日、空港からホテルへ向かう途中、タクシーの運転手が「レートが良い両替所がある」と勧めてきました。
正直、空港での両替レートが良くないと感じていた私は、少しでも有利な交換ができる場所を求めて、タクシーの運転手の提案に従うことにしました。
到着した両替所は、繁華街に近く、人が多く通る場所にあり、外観も清潔で特に不安を感じることはありませんでした。
掲示されている看板には「最高レート」と大きく書かれ、事前にインターネットで調べたレートよりも高いレートが掲示されていました。
「これで良いレートをゲットできる」と、少し浮かれていた自分がいました。
両替窓口で、現金を手渡すとスタッフはすぐに計算して、私に渡すインドルピーを袋に入れてくれました。
しかし、その額を見て驚愕しました。
渡されたインドルピーの額は、事前に調べたレートと比較しても明らかに少なく、1万円あたり5,500インドルピー程度しか渡されていませんでした。
私は一瞬、計算ミスかと思いましたが、スタッフは何も気にせず、「これが今日のレートだ」と繰り返すばかりでした。
その時点で、私は疑念を抱きましたが、英語もそこまで流暢ではなく、すぐに反論できる自信もありませんでした。
「まあ、旅行の初めだし、次に両替すればいいか」と考え、気を取り直してそのまま受け取ることにしたのです。
とはいえ、どこか腑に落ちないまま、私は両替所を後にしました。
ホテルに戻った後、インターネットで再度両替レートを調べ直してみると、明らかに低いレートだったことがわかりました。
同じ日に両替した人たちと比較しても、私が受け取った額はかなり不利であることが分かり、愕然としました。
どうやら、その両替所では観光客をターゲットにし、レートを不正に低く設定しているとのこと。
掲示されていた「最高レート」や「手数料なし」といった広告文句は、実際には罠に過ぎなかったのです。
さらに調べてみると、観光地近くの両替所や空港周辺では、観光客を狙った悪質な両替が横行していることが多いと知りました。
現地の人々やガイドから聞いた話では、観光地の近くにある両替所の多くは、外国人を対象に非常に低いレートを提示していることが多いのです。
地元の人々が普段使っている銀行や商業施設内の両替所は、レートが良心的であることが多いため、観光客には避けるべきだということを強く実感しました。
トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動
もしも当時に戻れるなら、まず、両替前にインターネットでその日のレートをしっかり調べ、どこで両替するかを計画的に選ぶべきでした。
特に観光地や空港近くの両替所には注意が必要です。
また、両替時にはその場で計算し、金額に違和感があればその場で質問し、納得できるまで交渉を続けるべきでした。
最も重要なのは、安易に「良いレート」と書かれた広告に惑わされず、冷静に判断することです。
次回からは、地元の銀行や評判の良い両替所を利用し、両替の際には必ず計算機を使って確実にレートを確認するようにしようと思います。
観光地の両替所に行くのは避け、地元の人が使うような信頼できる場所で両替を行うことが、安全かつ確実な方法だと学びました。
