ベトナムの街中両替所で起きた外貨両替レートごまかしトラブル

旅行情報
あなたの旅行先の国名・都市名
ベトナム、ホーチミン
あなたが旅行に行った年月
2023年9月
あなたが旅行に行った回数
5回目
あなたの年齢、性別、職業
28歳、女、事務職
一緒に旅行に行った人の人数
2人
トラブル体験をした場所
ホーチミン市内のドンコイ通り近くにある個人経営の両替所
トラブル内容
ベトナムのホーチミンへ友人と2人で3泊4日の観光に訪れた際の話です。
初めての東南アジア旅行ということもあり、事前のリサーチでは「空港の両替所はレートが悪いので、最低限の移動費だけを両替し、残りの滞在費は市街地の両替所で行うのが賢い」というネットの情報を鵜呑みにしていました。
私たちは到着翌日の午前中にホーチミンで最も賑わうドンコイ通り周辺を散策していました。
そこで、表に手書きのホワイトボードで、周辺の銀行や公認の両替所よりも明らかに好条件な数字を掲げている小さな個人経営の店舗を見つけたのです。
一見すると普通のお土産屋の奥にあるカウンターのような場所でしたが、節約して豪華なディナーを楽しみたいという下心があり、迷わずそこに入ることにしました。
これが今思い返せば、取り返しのつかないトラブルの入り口だったのです。
カウンターには40代くらいの男性店員が座っていました。
私たちが1万円札を出すと、「ジャパニーズ!ウェルカム!」と非常に愛想良く話しかけてきたのです。
とても感じは良かったのですが、彼が計算機で弾き出した数字を見た瞬間、違和感を覚えました。
表のボードに書かれていたレートよりも、明らかに受け取れるベトナムドンの額が少なかったのです。
私が「表のボードの数字と違うのではないか?」と指を差して指摘すると、店員は計算機をリセットし、早口の英語で
「あちらはVIP客専用の古い情報だ。今は政府の規制で手数料が別途10パーセントかかるんだ」
と、もっともらしい嘘を並べてきました。
その不自然な説明に対し、本来ならすぐに紙幣を回収して店を出るべきでしたが、すでに1万円札を相手の手に渡してしまっていた焦りもあり、「少しくらいの差ならいいか」と手続きを続行してしまいました。
さらに、ここからが本当の悪夢でした。
ベトナムの通貨であるドンは非常に桁数が多く、当時のレートでも1万円が約160万ドン以上になります。
0が5つも6つも並ぶ紙幣の束を前に、私たちは視覚的に混乱していました。
店員は「確認してくれ」と言いながら、私の目の前で札束を数え始めます。
しかし、その手つきは異常に速く、まるでマジシャンのように指先を動かしていました。
途中で一瞬、カウンターの下に手が隠れるような不自然な動きがあり、札を抜き取ったのではないかとの疑念があったので
最後に手渡された札束を受け取り、嫌な予感がしてその場ですぐに自分たちで数え直しました。
すると、案の定、日本円にして約2500円分相当の紙幣が足りなかったのです。
即座に「計算が合わない、足りない分を返してほしい」と強く抗議しましたが、店員の態度は一瞬で豹変しました。
先ほどまでの愛想の良さは消え失せ、「さっき俺が数えるのを目の前で見て納得しただろう。
お前が数え直す時に、わざとポケットに隠したんじゃないか?」と、信じられないことにこちらを詐欺師扱いし、大声で怒鳴りつけてきたのです。
店内には私たち以外に客はおらず、奥の部屋からは別の体格の良い男性も出てきて、非常に威圧的な空気になりました。
海外でこれ以上のトラブルに発展し、身の危険を感じることを恐れた私たちは、結局それ以上強く言い返すことができず、悔し涙をこらえながら店を後にするしかありませんでした。
せっかくの楽しい海外旅行だったはずが、初日の午前中からこのような悪質な詐欺に遭い、人間不信に陥るほど落ち込みました。
外貨両替という、旅の基本中の基本と言える行為において、甘い言葉や数字に惑わされることの危うさを、文字通り身をもって痛感した出来事でした。
トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動
目先のレートの良さに釣られず、多少の手数料を払ってでも銀行や空港の公認カウンターなど、信頼性の高い場所で外貨両替をするべきでした。
また、受け取った現金はその場ですぐに、相手の目が届く位置でゆっくりと数え直す徹底が必要だったと感じています。









































