ベトナムの両替所で発覚!巧妙な枚数ごまかしの手口

旅行情報
あなたの旅行先の国名・都市名
ベトナム、ホーチミン
あなたが旅行に行った年月
2023年9月
あなたが旅行に行った回数
4回目
あなたの年齢、性別、職業
32歳、女、Webライター
一緒に旅行に行った人の人数
単独
トラブル体験をした場所
ホーチミン市内の市場近くにある個人経営の両替所
トラブル内容
ベトナムのホーチミンを一人で旅していた際、現地での外貨両替を巡って、非常に巧妙かつ悪質なトラブルに巻き込まれました。
この経験は、その後の私の旅のスタイルを大きく変えるほどの衝撃的な出来事だったと言えます。
ベトナムの通貨である「ベトナムドン」は、日本円に比べて桁数が非常に多いのが特徴です。
例えば、当時のレートでは日本円の1万円が約160万ドンから170万ドンにもなります。
お札の単位が1万、5万、10万、50万と非常に大きいため、慣れない旅行者にとっては計算が極めて複雑で、金銭感覚が麻痺しがちです。
私が訪れたのは、観光客で溢れかえるベンタイン市場からほど近い、路地裏にある小さな両替所でした。
店先に手書きで掲示されていたレートが、空港や大手銀行よりも明らかに良く、少しでも滞在費を浮かせたいという節約心が、私の警戒心を緩めてしまったのです。
窓口で2万円をベトナムドンに替えてほしいと伝え、日本円の札を差し出しました。
カウンターの中にいた店員は、愛想の良い笑みを浮かべながら電卓を叩き、受け取るべき合計金額を私に示します。
その数字に間違いがないことを確認すると、店員はおもむろに分厚い札束をカウンターの上に出し、私の目の前で一枚ずつ数え始めました。
その手つきは非常に鮮やかで、一見すると誠実な対応に見えます。
店員から札束を受け取った私は、その場で自分でも数え直しました。
すると案の定、一番額面の大きな50万ドン札が2枚(日本円で約6,000円分)足りないことに気づきます。
私はすぐに「金額が合わない、2枚足りない」と強く指摘しました。
すると店員は「おっと、これは失礼。計算を間違えていたよ」と悪びれる様子もなく苦笑いし、不足していた50万ドン札2枚を束に付け加えました。
ここからが、彼らの本当の手口です。
一度私の手に渡った札束を、店員は「もう一度、最終的な合計枚数を確認させてほしい」と言って、強引に私の手から引き戻しました。
そして、カウンターの下に半分隠れるような位置で、不足分を混ぜて再度素早く数え直し、「はい、これで完璧だ。確認してくれ」と自信満々に再び札束を渡してきます。
私は一度間違いを指摘して正させたという達成感と、「二度も間違えるはずはない」という変な安心感、そして後ろに並んでいた他の客を待たせてはいけないという焦りから、二度目は一番上の50万ドン札の枚数だけを確認し、そのまま財布にしまって店を出てしまいました。
しかし、ホテルに戻ってから静かな環境で一から数え直して愕然とします。
確かに50万ドン札の枚数は合っていましたが、今度はその下にあった20万ドン札が5枚も抜き取られていたのです。
店員が二度目に数え直した際、手品の技法のように、束の中から数枚のお札をカウンターの下へ滑り込ませたのだと確信しました。
結局、最初よりも大きな額を巧妙に抜き取られていたわけです。
レートの良さという甘い言葉に誘われ、自分の確認不足を突かれたこの出来事は、私にとって非常に高く、そして苦い授業料となりました。
トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動
どんなに急かされても、相手が二度目に触れた後は、必ずその場を動かずに自分の手で最後の一枚まで数え直すべきでした。
また、レートの良さだけに惑わされず、多少手数料がかかっても銀行やホテルのフロントなど、信頼性の高い場所で外貨両替を行うべきだったと痛感しています。









































