旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

スコットランド・エディンバラ

あなたが旅行に行った年月

2024年10月

あなたが旅行に行った回数

2回

あなたの年齢、性別、職業

34歳、女性、会社員

一緒に旅行に行った人の人数

単独

トラブル体験をした場所

ロンドンの両替所

トラブル内容

スコットランドの古都エディンバラで楽しい日々を過ごした後、帰国のためにロンドンへ移動しました。
中世の街並みが残るエディンバラでの滞在は最高でしたが、帰国直前にロンドンの中心地で、ちょっとした外貨両替トラブルに遭うことになりました。

エディンバラで使わずに残ってしまった紙幣が手元に数枚ありました。
イギリスでは、イングランド銀行が発行する紙幣のほかに、スコットランドや北アイルランドにある銀行が、独自のデザインで紙幣を発行していることを知っていました。
デザインが異なるだけで、イギリス国内では同じように使えます。
ロンドン市内の大きな駅前にある旅行者向けの目立つ両替所に立ち寄り、残ったスコットランドの紙幣を日本円に換えようと窓口に出しました。

窓口のスタッフは、紙幣を受け取るなり一瞬動きが止まりました。
その紙幣のデザインを見た途端、怪訝そうな表情を浮かべました。
彼女はすぐに、受け取った紙幣を光にかざし、透かし窓を通して何度も入念に確認し始めました。
その真剣な表情と、こちらの紙幣に対する疑いの視線から、私は一瞬、自分が偽札でも渡してしまったのではないかと不安になりました。
スタッフは他の同僚を呼んで、小声で何かを尋ね始めました。
その同僚も、私が差し出したスコットランドの紙幣を見たことがない物のように不思議そうに見ています。
落ち着かない時間でした。

結局、窓口の責任者と思われる人が出てきて、その紙幣がスコットランドの銀行が発行したものだと確認した後、ようやく両替の手続きが進められました。
しかし、そこで私が驚いたのは、ロンドンで働くイングランドのスタッフが、自国の他の地域の紙幣を疑いの目で見たということ。
地域によって紙幣のデザインが違うという知識は持っていましたが、まさか、同じ国内の人がその紙幣を本物だと認識できないほど、デザインの差や流通の状況が違うとは予想していませんでした。
これはデザインの違いというより、スコットランドとイングランドの間にある文化的な距離や認識の違いを表しているように思えました。

海外旅行の最後に、このような形で異文化に触れることになるとは思いませんでした。
スコットランドの紙幣はイングランドでも問題なく使えるものですが、イングランドの地方やロンドンを旅行する際には、できればイングランド銀行発行の紙幣に替えておくか、すぐに使えるように小銭にしておくのが賢明だと学びました。
今回の体験は、イギリスの複雑な地域性を肌で感じる良い教訓となりました。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

イングランド銀行発行の紙幣に替えておくこと