旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

インドネシア・バリ島

あなたが旅行に行った年月

2010年6月

あなたが旅行に行った回数

30数回

あなたの年齢、性別、職業

44歳、男、会社員

一緒に旅行に行った人の人数

5人

トラブル体験をした場所

バリ島のクタにあるナイトマーケット近くの両替所

トラブル内容

2010年にバリ島へサーフトリップで旅行した際、私は初めて「外貨両替でのトラブル」を経験しました。

宿泊先にチェックインした後、現地で使うインドネシアルピアを用意するために、ホテルから歩いてすぐの両替所へ立ち寄ったのですが、まさかその活気あるエリアの周辺の両替所で私が騙されることになるとは夢にも思いませんでした。

特に滞在先のクタ周辺にはナイトマーケットもあり、観光客で賑わっていました。
両替所の名前は忘れてしまいましたが、外観は簡素であり一見すると問題なさそうに見えたのです。
その日はクタのナイトマーケットで食事をする予定だったので、お腹も空いていたこともあり、できるだけ早く両替を済ませたかったと思っていたのもトラブルに合う原因に一役買っていたのかもしれません。
そのため、深く考えずにその両替所へ入ってしまったのです。

両替カウンターには若い店員が一人だけで、笑顔で愛想よく対応してくれました。
しかし、今思い出すとこの笑顔が憎たらしくイライラとしてしまいます。
というのも、最初から騙すつもりで笑顔だった、つまりカモろうとしていたからだったに他ならないからです。

看板には、良くもないけど悪くないレートの数字が書かれていました。
疑いもなく2万円を渡してルピアへ両替をお願いしたのですが、手際よくルピアの束を数えている姿が昨日のようにはっきりと脳裏に浮かびます。

日本人は、国民柄あまり人をだます機会が少ないので、人を疑うことをあまりしない方が多いと思います。
私も安心して待っていたのですが、手渡されたルピアをそのまま財布へしまおうとした瞬間、なんとなく違和感を覚えました。

「あれ?思っていたより少ない気がする・・・」

とはいえ、インドネシアルピアは桁数が非常に多く、最大額面で10万ルピアがあります。
日本の金銭感覚からすると、桁の多さで非常に混乱しやすい通貨です。
当時、私はまだルピアの金額に慣れておらず、瞬時に正しい金額かどうかを判断する自信がありませんでした。
そのため、その場では「自分の勘違いかもしれない」と思ってしまい、100万ルピアを超える金額をもらっていたこともあり、その場を離れてしまったのです。

しかし、ナイトマーケットへ向かう途中で金額をしっかり数え直してみると、やはり受け取った額が明らかに少ないことに気づきました。
計算してみると、数千円分ほど不足しています。
急いで両替所に引き返しましたが、店員の態度は一変。 「渡した金額に間違いはない」の一点張りで、私の話を聞き入れる様子は全くありません。

店の奥から別の若い男のスタッフも新たに出てきたうえ、威圧するような態度を取られ、これ以上はトラブルになりかねないと判断し、泣く泣くその場を離れざるを得ませんでした。
後からネットで調べてみると、バリ島では観光地周辺の一部の両替所で「受け渡し時に素早く札を抜き取る」「見えない位置で束をすり替える」といった手口が頻繁に行われていることが分かりました。
また、桁数の多いルピアに慣れていない日本人観光客が狙われやすいという情報も多く見られました。
実際、私もその典型的なパターンに引っかかってしまったのだと思います。

この出来事から、私は海外での両替の危険性を痛感しました。
看板に「正規両替所」と書いてあっても油断してはいけません。
また、受け取ったお金はその場で必ず自分の手で数えること、そしてできれば銀行や街中の公式・大手チェーンの両替所を利用することが大切だと痛感しました。

今では海外旅行に行く際、両替は空港や信頼できる大手の両替所を利用し、現地での細かい両替を避けるようにしています。
同じようなトラブルで嫌な思いをする人が少しでも減れば良いと思い、この外貨両替の体験談を共有致します。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

両替後、その場を動かずに店員の見てる前できちんとお札を一枚一枚数える