両替所で遭遇した“不自然なレート”トラブル
旅行情報
あなたの旅行先の国名・都市名
タイ、バンコク
あなたが旅行に行った年月
2023年8月
あなたが旅行に行った回数
2回
あなたの年齢、性別、職業
20歳女大学生
一緒に旅行に行った人の人数
2人
トラブル体験をした場所
バンコク市内の小さな両替所
トラブル内容
観光地近くの両替所で外貨両替をしたとき、最初から少し違和感がありました。
店頭に出ていたレート表は大きく見やすく掲示されていて一見問題なさそうでしたが、入口付近を歩いているだけなのにスタッフが急いだ様子で「今すぐどうぞ」と手招きしてきて、流されるように中へ案内されました。
そのままの勢いで外貨両替の手続きが始まり、こちらが準備する間もなく日本円を渡すことになりました。
スタッフは紙幣を数える動作がやたらと早く、計算機を叩く手つきも雑で、画面をこちらに向けてくれることもありませんでした。
レシートを受け取り、渡されたタイバーツを自分で数えてみると、掲示されていたレートで計算した金額より明らかに少なく、すぐにおかしいと感じました。
そこで「表示のレートと違いませんか?」と声をかけると、スタッフは計算過程を一切見せずに「合っている」と言い切り、こちらの疑問には答えようとしませんでした。
そのやり取りをしている間に後ろへ観光客の列が伸び始め、店内は一気に慌ただしい雰囲気になりました。
スタッフは後方を気にしながら、こちらの話を最後まで聞こうとせず、半ば押し出すような態度で「次のお客さん」と言わんばかりに手を動かしてきました。
再度確認しようとしても、レシートを押し返すように渡され、こちらが見ている途中でも早口で説明をかぶせられて、何を言っているのかよく分からないまま会話が進んでいきました。
一度受け取った紙幣をもう一度数えようとして視線を落とした瞬間、スタッフはすでに別のお客を呼び入れていて、私の方をほとんど見ずに「終わり」という仕草をして処理を打ち切ろうとしました。
レート表の近くには薄くかすれた注意書きらしき紙が貼られていましたが、文字が読める状態ではなく、手数料について質問しようとしても「後ろが詰まっている」と遮られて説明を受けられませんでした。
店の外側のベンチに移動して友達と一緒に落ち着いて計算し直すと、表示とは明らかに違う低いレートで換算されている上に、レシートには事前説明のなかった金額が追加されていました。
これが手数料にあたるもので、しかもかなり高額でした。
外貨両替のトラブルとしてよく聞く「レート詐称」や「不明瞭な手数料」に当てはまる状況で、まさにその典型的なケースに巻き込まれた形でした。
周囲を見渡すと、同じ両替所で戸惑っている様子の観光客も何人かいて、スタッフがとにかく急ぎの対応を続けているため、一人ひとりの確認に応じている様子はありませんでした。
結果として、その場で詳しい説明を得ることもできず、混み合った雰囲気の中でトラブルが強引に押し流されたような体験となりました。
トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動
信頼されている大手チェーンの両替所や空港内のカウンターだけを利用し、金額はその場で必ず自分でも確認するべきでした。
また、レート表示だけで判断せず、事前に相場を調べておくべきでした。









































