まさか、古いポンド紙幣が使えない！？

旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

イギリス、ロンドン

あなたが旅行に行った年月

２０２４年８月

あなたが旅行に行った回数

２０回

あなたの年齢、性別、職業

48歳、女性、主婦

一緒に旅行に行った人の人数

４人

トラブル体験をした場所

日本の両替所

トラブル内容

族でイギリス旅行を計画したときのことです。
母は以前訪れたときに使いきれなかったイギリスの現金、500ポンド以上を「今回の旅の資金にしよう」と、大事に取っておいたものでした。

しかし、出発の少し前にネットで調べてみると、その紙幣はすでに「旧紙幣」として流通しておらず、現地では使えないという情報が出てきました。
まさかそんなことがあるとは思ってもおらず、慌てて郵便局に持って行ってみたのですが、外貨両替の対象外とのこと。
「現地のイングランド銀行に行けば交換できる可能性があります」と案内されましたが、旅行中にわざわざ行く余裕はありません。
しかもイギリスでは、キャッシュレス化が進んでおり、紙幣自体が使えない所が多いそうです。

さらに調べていると、実際にイングランド銀行へ旧紙幣を持って行った人の体験談が出てきました。
「手続きに時間がかかり、半日以上待たされた」
「英語がわからず、説明されている内容を理解するのが大変だった」などの声もあり、不安が大きくなっていきました。
高齢の母や子ども連れの家族旅行で、長時間の手続きや英語対応は正直ハードルが高すぎます。

出発当日、日本の空港でダメもとで外貨両替所に持ち込んでみたところ、思いがけず「すべての紙幣を新紙幣に交換できますよ」と言われて、心底ホッとしました。
本当に助かりました。
旅行中に使えないお金を持ち歩くことにならずに済んだのです。

しかし問題はコインでした。
母は紙幣だけでなく、小銭も少し残していたのですが、現地では「このコインはすでに使えません」と言われ、スーパーやカフェで断られてしまいました。
結局、コインはどこでも使えず、ただのお土産になってしまいました。

この経験で痛感したのは、外貨両替は「古いから使えない」「今はもう通用しない」というトラブルが意外と起こる、ということです。
旅行前に持っている外貨が使える状態なのか、紙幣もコインも含めて、しっかり確認しておくべきでした。
「外貨だから使えるだろう」と思い込んでいた自分たちが甘かったのです。

もし空港で両替できなかったら、500ポンドものお金がただの紙切れになるところでした。
コインについては、少額とはいえ現地で無駄になる感覚が残り、ちょっとした後味の悪さもありました。

これから海外に行く人には、外貨両替に関する情報は必ず最新のものを調べ、使えるかどうかを事前に確認しておくことを強くおすすめします。
トラブルを未然に防げるかどうかは、たった一手間で大きく変わるものだと実感しました。