旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

モンゴル ウランバートル

あなたが旅行に行った年月

2011年から2016年

あなたが旅行に行った回数

3回目

あなたの年齢、性別、職業

50代 女性 パートタイム

一緒に旅行に行った人の人数

単独

トラブル体験をした場所

ウランバートル 両替所付近

トラブル内容

私は2011年から5年間モンゴルのウランバートルに住んでいて、外貨両替は日常生活で必須であり、頻繁に行う作業でした。モンゴルは両替所によって微妙にレートが違うので、人によっては少しでも高いレートの両替所を探しまわる方もおられましたが、私はトラブルを避けるため、いつも決まった街の中心部にある両替所に行っていました。

あるとき、日本円のレートが変わってしまうというウワサが飛び交い、多くの人が焦って両替所に向かったことがあり、私の行きつけの両替所も両替が殺到して早々閉店してしまったようで、私も慌てて他の両替所を探したことがありました。友人が、モンゴルで一番大きい両替所が並んでいるエリアがあるので、そこならまだあるだろう。でも外国人は騙されないように気を付けた方がいいよ!特に道端で両替してる人には注意して!と教えてくれたので、恐る恐る初めてその両替エリアに出かけました。

着いてみると、確かに建物が並んでいて、どこに入ったらいいかわからない。。ときょろきょろしていると、モンゴル人の女性が二人近づいてきて、「両替?この場でやってあげるよ!中はレートが悪いから、こっちで換えて!」と言ってきました。来た!絶対騙されないぞーと思って、ぺらぺらとモンゴル語で言われたことは鵜呑みにせず、「電卓叩いて見せて!」と言って、目の前で電卓に数字を入れて、モンゴルの通貨でいくらもらえるのか出してもらいました。そうすると、あれ?ほんとにいい金額。。そして、ニコニコと人のよさそうなおばちゃん二人組。「なんか大変だねー、急にレートが変わっちゃうなんてー」と気さくな会話も弾んで、「じゃあお願いするわ」と言って換えてもらうことにし、もちろんしっかり自分でお札の枚数も合っているのを(念のため二回も)確認し、おばちゃんたちと目と目を会わせて「よし!」とうなずき合ってお別れし、ホッとして帰宅しました。

情報を教えてくれた友人にお礼をつたえるつもりで連絡して、事のいきさつを話すと、「そのレートで両替できたのならよかったね、でも、電卓に細工して嘘の金額がでるようにしてる場合があるよ」と言われ、ガーン!となって自宅の電卓を叩いてみると、なんと!さっきと全然違う数字が出てきました!まさか電卓に細工をしていたなんて。。。しかも違和感が無いように大きな差額が出ない程度の絶妙な金額で騙されました。

おばちゃんたちが私が一生懸命数えているのを、「こいつ騙されてるのも知らんと」とみつめていたかと思うと、愕然としました。相手の方が一枚も二枚も上手です。日本人の自己防衛力の低さを痛感しました。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

レートの高低に踊らされず、信頼性の高い両替所に行き、できれば電卓を持参して自分で計算してみること。