大人のパリひとり旅。歴史と美食と感性を刺激する5日間の休息
旅行情報
あなたの旅行先の国名・都市名
フランス、パリ
あなたが旅行に行った年月
2023年10月
あなたが旅行に行った回数
8回目
あなたの年齢、性別、職業
45歳、男、会社員(管理職)
一緒に旅行に行った人の人数
一人旅
旅行の目的
リフレッシュを兼ねた、歴史的建造物と美術館の再訪
旅行中にいった観光スポット
エッフェル塔(シャン・ド・マルス公園)
何度目かのパリになりますが、やはりこの塔を眺めると「パリに来た」という実感が湧いてきます。
今回はあえて展望台には登らず、ふもとのシャン・ド・マルス公園のベンチに座り、暮れなずむ街の中にそびえる鉄塔をゆっくりと眺めて過ごしました。
19世紀末の万博のために建てられた当時、この「鉄の塊」がいかに前衛的で、かつ批判にさらされたかという歴史に思いを馳せると、現代の街に完璧に溶け込んでいる姿には深い感慨を覚えます。
夜、シャンパンフラッシュが始まった瞬間に周囲から上がる歓声や、ワインを片手に語らう地元の大人たちの雰囲気は、まさにパリの日常そのもの。
忙しい日本での毎日を忘れ、贅沢な時間を噛み締めることができました。
塔の構造美を写真に収めるだけでなく、その場の空気感を味わうのが、大人の楽しみ方だと再確認した次第です。
ルーヴル美術館(リシュリュー翼中心)
かつての王宮をそのまま利用したこの美術館は、何度訪れてもその威容に圧倒されるばかりです。
今回は混雑する「モナ・リザ」周辺を避け、リシュリュー翼を中心に、ナポレオン3世の居室などの装飾芸術をじっくりと鑑賞しました。
天井の高い回廊を歩いていると、かつてのフランス貴族たちがここでどのような権勢を振るっていたのかが、並べられた調度品の一つひとつから伝わってきます。
緻密な細工が施された時計や食器類を見ていると、現代の効率重視の製品にはない「美への執着」を感じ、仕事に対する姿勢を見直すきっかけにもなりました。
館内の窓から見える中庭の景色もまた一幅の絵画のようで、静寂の中で歴史の重みに浸る時間は、何物にも代えがたいリフレッシュとなります。
広大すぎて足は疲れましたが、美術品を通じて過去の巨匠たちと対話するような、贅沢で知的なひとときを過ごせました。
モンマルトルの丘(サクレ・クール寺院裏の路地)
喧騒を避けるため、朝一番にモンマルトルの丘へ向かいました。
サクレ・クール寺院の白亜のドームが朝日を浴びて輝く様子には、神々しさすら感じられます。
寺院参拝後は、多くの観光客が向かうテルトル広場とは反対側の、静かな住宅街の路地を散策することにしました。
石畳の急な坂道や壁を這う蔦、そして古い街灯。
かつてモディリアーニやピカソが貧しくも夢を追っていた時代の空気が、今も路地裏には微かに残っているようです。
通り沿いにある小さなブーランジェリーで焼き立てのバゲットを買い、公園のベンチで食べる。そんな何気ない時間が、この旅で一番心に残っています。
丘の上から見下ろすパリの街は、整然と区画整理された美しさがあり、長い年月をかけて守られてきた都市景観の価値を改めて実感しました。
若者の活気と、古き良き時代の哀愁が入り混じったこのエリアは、何度来ても新しい発見があります。
凱旋門(エトワール凱旋門)
シャンゼリゼ通りの起点に立つ凱旋門ですが、今回は日没のタイミングを狙って屋上へ登ってみました。
狭い螺旋階段を登りきった先に広がる景色は、何度見ても息を呑む素晴らしさです。
12本の通りがここを中心に放射状に広がる様子は、ナポレオンが意図した「フランスの栄光」を象徴しており、都市計画のダイナミズムを肌で感じることができます。
ちょうどエッフェル塔がライトアップされる瞬間に立ち会うことができ、オレンジ色の街灯が続くシャンゼリゼ通りとのコントラストは、まさに「光の都」の名にふさわしい光景でした。
足元を走る車のテールランプが川のように流れ、その喧騒を遠くに聞きながら、冷たい夜風に吹かれてパリの全景を眺める時間は、自分自身を俯瞰して見つめ直す良い機会となります。
歴史の象徴としての力強さと、夜景の繊細な美しさが同居する、パリ観光のハイライトと言える場所です。
セーヌ川沿いのブキニスト(古本屋)巡り
シテ島周辺のセーヌ川沿いには、緑色の箱に入った古本やポスターを売る「ブキニスト」が並んでいます。
ここはパリの無形文化遺産にも登録されており、大人の散策にはうってつけの場所です。
古い雑誌や数十年、数百年前に刷られたであろう版画を一枚一枚めくっていく作業は、まるで宝探しのような高揚感がありました。
店主たちも椅子に座って読書をしたり、隣の店主と話し込んだりと、非常にゆったりとした時間が流れています。
私はここで、1950年代のパリの風景を写したモノクロのポストカードを数枚購入しました。
観光地としてのパリだけでなく、生活の場としてのパリの歴史に触れることができ、非常に満足度の高い時間を過ごせました。
川面を渡る風を感じながら、川沿いを1時間ほど歩き、サン・ルイ島でコーヒーを飲む。
そんな飾らないパリの楽しみ方が、40代になった今の自分には一番しっくりきます。
旅行にかかった費用
旅費(航空券):約22万円(燃油サーチャージ込み)
ホテル:約12万円(4泊分)
観光・レジャー代:約2万円
食事代:約8万円
お土産代:約4万円
合計金額:48万円
観光へ行く人へのアドバイス
40代以降の旅行であれば、詰め込みすぎないスケジュールが肝要です。
パリの石畳は足腰に負担がかかるため、歩きやすい靴は必須ですが、それ以上に「何もしない時間」をカフェで楽しむ余裕を持つと、より深く街の魅力を感じられます。
また、チップの習慣は基本的になくなっていますが、サービスに満足した際は数ユーロを置くのがスマートな大人のマナーといえるでしょう。
現地の言葉で「挨拶」をしっかり行えば、驚くほど親切に接してもらえます。防犯には十分注意しつつ、ぜひ自由な街歩きを楽しんでください。









































