パリ,空港,外貨両替,トラブル

旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

フランス・パリ

あなたが旅行に行った年月

2007年12月

あなたの年齢、性別、職業

26歳 男 ライター

一緒に旅行に行った人の人数

ひとり

トラブル体験をした場所

パリ郊外の空港の両替所

トラブル内容

今から10年前になるが、初めての海外旅行に行った。目的地は花の都・パリ。ヨーロッパ有数の観光都市で、洗練された街づくりがなされていた。美術館などの芸術鑑賞や路地裏のレストランの食事など、雰囲気満点の街並みに魅了された。

そうしているうちに、あっという間に帰国の日を迎えてしまった。空港に着いたが、手持ちのユーロがまだ残っていた。だが、両替できる場所が見当たらない。あっちかな、こっちかなと探し回ったがやはり見当たらない。そうしていると後ろから片言の日本語で話しかけられた。「ニホンジンデスカ?リョウガエデキマスヨ」と。あやしいと思いながら人の好さそうなこの人の言うことを信じてしまった。

小太りの白人男性に導かれながら空港の通路を搭乗口とは反対のほうに歩いて行った。「ツキマシタ」彼がそういうと、目の前に「外貨両替」と読めなくもないヘンテコな漢字ととに仲間と思しき白人男性が数人立っていた。「怪しい」そう思ったが、一刻も早くユーロを円に換金して、事を済ませたかったので、彼らにお願いすることにした。当時のレートは1ユーロ160円近かった。私は、10ユーロ持っていたので通常であれば1600円ほどに換金されるが、ここは多分それはないだろうと思っていた。案の定、換金された金額は1000円ほどであった。ニッコリ笑みを浮かべる彼らの表情が憎たらしかったが、ここは外国。下手な真似をすればどんな目にあうかわからない。とりあえず私は、今のレートと換金額が合わないことを説明した。彼らは「コレガウチノヤリカタデス」といって譲らない。それでもあきらめずに交渉を続けたがやはりきびしい。 そこで私は通常レートをあきらめ、少しでもそれに近い金額になるように交渉した。最初のうちは「ダメデス」「モウコノハナシハオワリマシタ」といっていた彼らも私のしつこいまでの説得に根負けしたのか交渉に応じてくれた。結局、1400円くらいで交渉が成立し、私は彼らのもとを去った。

足早に彼らのもとを離れ、搭乗口のほうへ歩いていくとラウンジのようなところがあった。そこにはなんとあれだけ探しても見当たらなかった外貨両替所が存在した。「何ということだ。はじめからここに来ていれば」と私は心底後悔した。思い返せば、最初からあやしいとわかっていながら、彼らにのっかってしまったのは、私のミスであった。もし、彼らの誘いにのらなければ、通常どおりの換金ができたはずだし、ボッタグリのトラブルには巻き込まれずに済んだはずだ。 外国を旅行する際はくれぐれも注意されたい。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

怪しい人にはついていかず、空港の両替所をさがすべきだった